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特別支援教育

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就学・進学を考える時期。うちの子にあった教育を受けさせたい。「特別支援学校」ではどういった教育をうけることができるのだろうか?
「通級」「特別支援学級」...コトバだけでは分かりにくいこと、一緒に学んでみましょう!

「特別支援教育」は障害のある子どもたちの自立や、社会参加に向けての支援を行っていく、という視点に立ち、

  • ひとりひとりの子どもたちが必要としている教育的なニーズを把握
  • それに基づいて、それぞれ子どもたちが持っている力を高め
  • 生活や学習上の困難を改善・克服するために適切な指導や支援を行うため
に制定されました。

平成19年4月から、「特別支援教育」が学校教育法に位置づけられ、すべての学校において、障害のある子どもたちの支援をさらに充実させることを目的としています。

これまで特殊教育が対象としてきた障害だけでなく、知的障害のない発達障害を加え、「障害の種類や程度」にこだわらず、個人に注目しようとしたことが、これまでの特殊教育との根本的な違いです。

近年の傾向

現在小学校・中学校の特別支援学級で学んでいる生徒は約12万4000人います。
また、通級による指導を受けている小学生・中学生は約5万人います。

これは義務教育課程にいる児童の約1.6%にしかすぎません。2005年の1.25%からは増えているものの、文部科学省が、「特別支援教育を必要としている児童の割合」としている6.3%という数字には程遠い状態です。

以上のことから今後も特別支援学級や通級で学ぶ生徒の数は増えていくことが予想されます。

そのため教員の数が足りていなかったり教室に対して生徒数が多かったりなど一部の地域では「特別支援教育バブル」と呼ばれかねない状態になっていたり、また別の地域ではやはり近くに特別支援学級のある学校が少なかったりと地域によってばらつきが出てきているのが現状のようです。