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オーティズムミュージシャン研究会代表 小柳真由美氏

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プロフィール

小柳真由美氏
オーティズムミュージシャン研究会代表。2013年4月、世界自閉症啓発デーにあわせて「第1回オーティズムミュージシャンコンサート&シェア会」を開催。当事者、ファミリー、指導者、支援者が一堂に会し、演奏し、語り合い、多くの共感をえた。
※オーティズムミュージシャンコンサートHP: http://autism-musician.jimdo.com/
自身では、自閉症で現在はミュージシャンとして活動している息子・拓人さんとともに「特異を得意にかえて」と題した講演&コンサートを開催。その他、発達障害メンバーを含む管弦楽アンサンブル「こころフレンズ」代表、ピアノ伴奏、アンサンブル指導、コンサート司会、コンサートプランナーとして自閉症関連イベントやコンサートを数多くプロデュース。

目次

1.オーティズムミュージシャン研究会代表 小柳真由美氏とは?
2.お子さんの特徴に気がついたきっかけ
3.お子さんの学校生活の過ごし方
4.「特異」を「得意」と思われるようになったきっかけ

この春に開催されたオーティズムミュージシャンコンサート&シェア会には、70名近くの当事者や支援者の方が参加されたと伺いました。そのコンサートを開いたきっかけや様子について教えてください!

はい。近年、2013年4月2日、世界自閉症啓発デーに合わせて、オーティズム(自閉症)ミュージシャンコンサート&シェア会を東京で開催しました。私は小学校の音楽教師ですが、その経験の中で、発達に障害のある子どもは音をよく聞いていて音楽が好きであったり、言葉は不得意だけど音楽でなら積極的に自分を表現できる子どもがそれなりにいると感じていました。

また、息子の音楽活動を通じて音楽を楽しみ、演奏を得意とするたくさんの自閉症児(者)に出会いました。こうした経験や出会いから自閉症で音楽を楽しむ人達、ファミリー、指導者、支援者などが集う機会を作りたいと思ったのです。

 

はじめは、何人かの自閉症児(者)に演奏してもらうことだけを考えていました。でも、演奏するだけではもったいない!彼らや彼らのご家族にはそれぞれここまでに至ったストーリーがあるのです。音楽をはじめるには何かきっかけがあったでしょうし、自閉症ゆえの様々な苦労もあったことでしょう。それでもこうして音楽を続けているということは、それなりの思いや理由があるのでしょう。自閉症児(者)の演奏もさることながら、私も含めみんなの興味はそこにあると感じました。

そこで、【第1部】は6組のオーティズムミュージシャンの演奏に加え、ご本人やご家族にこれまでの経緯を簡単に話してもらうことにしました。巧みな演奏に驚かれる方、我が家もそうそうと言わんばかりにうなずきながら話を聞く親御さんなど会場いっぱいの温かい拍手と笑みで会場が一体となった一時間でした。

 

【第1部】オーティズムミュージシャンたちの演奏


まだまだこれだけではありません。前々から感じていたことなのですが、こうした自閉症に関するイベントに集まる皆さんはそれなりの思いをかかえて参加されています。それなのに、ステージの出演者との情報交換だけに終わって、横の交流を持たないままおわってしまうことをとても残念に思っていました。
そこで【第2部】としてシェア会を企画しました。会場全体で一つの大きな輪をつくり、皆さん一人一人に自己紹介や現状報告をしてもらったのです。これが大変好評でした。どなたも語りたいし、生の等身大の情報を得たいと思っていらっしゃったのです。

さらに欲張って、【第3部】では会場全員で「ビリーブ」を合唱&合奏。事前申し込みで20名ほどの方がバイオリンを始め、チェロ、フルート、クラリネット、オーボエ、トロンボーン、パーカッションなどの楽器を持ち寄り、合奏に参加しました。

療育1 療育2 【第2部】シェア会・・・・・・・【第3部】会場全員で合唱&合奏・・・・

実はこの企画を思いついたのは1月。実際の準備期間は2ヶ月もありませんでした。でも、ネットでの呼びかけやクチコミで、コンサート当日は68名もの方が来場され、申し込み時点ではキャパオーバーでお断りしたほどでした。

また、コンサートのあとのアンケートを読んで、コンサートを開いて本当によかった、と思いました。皆さんが「演奏の場が欲しい」「一緒に演奏したい」「情報交換したい」と思っているのだと実感しました。そんなわけで、第2回以降の企画も現在進んでいます。決まりましたら、オーティズムミュージシャンコンサートHP:http://autism-musician.jimdo.com/に掲載しますので、時々のぞいてみてください。また東京だけでなく地方でも開催したいと思っています。

地元で開きたい、実行委員になってもいいわ、なんて方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡くださいね。こうした企画はみなさんのネットワークや情報、協力があってこそ、広がっていくものです。おすすめの会場や支援者の方など協力していただけることの情報をお待ちしています。※オーティズムミュージシャンコンサート事務局 →[email protected]
■第1回オーティズムミュージシャンコンサート&シェア会:アンケート結果(抜粋)
【全体】
・共通の自閉という困難を抱えた家族やその支援者が集い、楽しい時間を持てたこと、説明しなくても分かりあえる安心感じがあり良かった。
・仲間がたくさんいることが励みになった。
・障害特性ゆえ、気持ちのやり取りはむずかしい点もあるが、音楽を通じてなら可能なことが多くある気がする。

【1部:6組の演奏とそれぞれのストーリー】
・オーティズムの方が、それぞれの特徴を生かしながら、練習を重ねてすばらしい演奏だった。
・演奏だけでなく、みんなのお話を聞けてよかった。
・参加者の子供の時からの話が聞けてよかった。

【2部:一人ひとりが自己紹介したシェア会】
・会にどのような方々が参加されているか、理解できてよかった。
・参加された方のひとりひとりのお話が大変参考になった。

【3部:「ビリーブ」の会場全体での合唱&合奏】
・是非、アンサンブルや、オーケストラなどに挑戦してみたい。
・皆さんと合奏できて、大変楽しかった。
・普段は個人なのでいろいろな楽器の方と一緒に演奏する機会がよかった。
・ミュージシャンとして参加できて感激。

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